部分浴を楽しむ
足浴(フットバス)の手順
準備するもの 大きめの洗面器(たらいやバケツ) お湯 ポット 精油 タオル
@ 洗面器かたらいに熱めの湯(42.3度)を入れ、タオルやマットを敷いた上に置く。
A 精油を2,3滴加え、良くかき混ぜてから くるぶしまでつかる。
B 冷めてきたらポットの湯を足しながら 10〜15分ほど温まる。
冷えが気になる夜、気疲れや緊張で寝付かれない夜に。好きなビデオをセットしたり、読みたかった本を用意してスタート。足から温めることで全身の血行が改善され、気持ちのバランスも取り戻せます。・・・・ラベンダー、サンダルウッド、ネロリ
手浴(ハンドバス)の手順
準備するもの 洗面器 お湯 ポット 精油 タオル
@ 洗面器に熱めの湯(42・3度)を入れ タオルを敷いたテーブルの上にセッティング。
A 精油を1,2滴加え、よくかき混ぜてから 手首がかくれるまで浸す。
B 冷めてきたらポットの湯を足しながら 10分ほど温まる。
目覚めがすっきりしない朝、落ち込んで何もする気になれない時。手が使えないので、テレビのニュースをチェックしながらなど 上手に時間を選んで。香りを吸い込みながら気分もリフレッシュ。・・・・ローズマリー、ゼラニウム、グレープフルーツ
半身浴
@ バスタブに半分ぐらいお湯をため、バスルームを十分に暖かくしておきます。
A お湯に精油を2滴ほどたらし、よくかき混ぜてから入浴。肩が冷えないようにタオルなどでカバーし、20〜40分ほどつかります。(全身浴の精油参照)
肩にバスタオルなどをかけ、みぞおちまでつかってゆっくり温まる半身浴。シャワーから入浴に移行するとき、傷口がきになるときでも安心です。
全身浴を楽しむ
- バスタブの湯に精油を2,3滴たらし、よくかきまぜてから体をゆっくり沈めます。
- 洗髪などをすませ、お湯につかる直前に精油を加えること。精油を混ぜてから時間をおいてしまうと バスタブに入るときには香りがとんでいるので 注意します。
- 精油はよくかきまぜて なるべく肌に直接 つかないようにします。
シーン別おすすめ精油
- 眠れないとき・・・・・・・・ラベンダー、ネロリ、カモミールローマン
- 心身の疲労に・・・・・・・ゼラニウム、ローズウッド
- 不安やイライラに・・・・スィートオレンジ、フランキンセンス、イランイラン
これらをブレンドすると相乗効果がある。
バスソルトも楽しんでみよう
<作り方> ひとにぎり(25g、大さじ2弱)の自然塩に 精油を3滴ほど加え、均一になるように混ぜ合わせる。ジャムのような空き瓶など、密閉容器に作りおきしておいてもOK。作りおきは1ヶ月ぐらい大丈夫。
- 血行をよくしてむくみ解消・・・・・・・ジュニパーベリー&ゼラニウム
- 心身ともにリラックス・・・・・・・・・・ラベンダー&ベルガモット
★ 肌が過敏な方は 自然塩の代わりにはちみつや生クリーム(大さじ1に精油3滴ほどを溶かして混ぜます。)
Q 放射線治療中に気をつけることは?
A 放射線治療中の方は 精油が直接 肌につかないように気をつけてください。
バスソルトではなく 蜂蜜かオイルに精油を溶かすのが良いでしょう。
お奨めの精油はラベンダー&ティートリーです。
Q 子供に適した精油はなんでしょう?
A 6歳以下のお子さんには 大さじ3のオイルに精油を2〜3滴加えてバスタブに入れてください。
マンダリン、スィートオレンジ、ラベンダー、ローズウッドなどがいいでしょう。
「石蔵の塩」という沖縄の天然塩に先生が ラベンダー&ローズウッド&ネロリをブレンドしてバスソルトを作ってくださって みんなで香りをたしかめました。とても いい香りでした。
しばらくの休憩の後に 第2部に入りました。
リラックス・マッサージ ・・・・顔から首、肩までの緊張をほぐす
知らないうちに疲れている頭や顔の緊張をほぐし 首や肩のこりを解消します。
準備
- まず 頭をマッサージ。両手の指の腹をあてて、ひたいのはえぎわから頭頂k耳の上から頭頂、首のつけ根から頭頂にむけて ゆっくり3回もみほぐす。
- 手のひらに1円玉くらいの量のマッサージオイル(オリジナルブレンド)をとり、両手のひらによくなじませます。口のまわりからほほ、目の下、ひたいの順に オイルをゆっくりのばしていきます。
フェイシャル・マッサージ
- ひたいの中央から横に、3ないしは4本のライン(眉毛に平行したライン)に沿ってポイント刺激。ひたいをゆるめます。これを 2,3回繰り返します。
- 手のひらをつかって、ひたいをゆっくりなであげます。左右交互に 各3〜4回ずつ。最後に両手を置き、小さく時計回りにまわして ゆるめます。
- 3本指をつかい、眉頭から 目の周りを1周。眉上はしっかり、目の下は力を抜いて、4〜5回繰り返します。次に 眉上の3点をポイント刺激してから1周する動作を3回。終わったら こめかみを押さえます。
- 鼻脇から耳にかけて、ぽんと刺激。2本目は 小鼻の脇からほお骨の下にそって耳まで。鼻からほほをゆるめます。
- 親指と人差し指であごをはさむようにして 3箇所を刺激します。最後にほほ(顎関節周囲)の筋肉をほぐして終了します。
首から肩のマッサージ
- 再び 手のひらに1円玉ぐらいのオイルをとり 首から肩にゆっくりのばします。
- 3本の指を肩の筋肉(僧帽筋)に垂直にあて、垂直方向にゆっくり動かします。
- 首のうしろ(僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋)も同様に 垂直にあてて動かします。
- 首の前(胸鎖乳突筋)を4本の指でつまみ 刺激します。
- 最後に肩から首にかけて 優しくオイルをなじませて終了。
おすすめの精油・・・・ローズ、ネロリ、サンダルウッド、フランキンセンス、ローズウッド、パルマローザ、ローマン・カモミール、イランイラン、ラベンダー、パチュリー
首の後ろの温シップやフェイシャルスチームをしてからマッサージをすると、より効果的。
フェイシャルは1%に濃度で、体は1〜3%濃度で 1週間に2〜3回のマッサージがベスト。
先生から ブレンドしたマッサージオイルを頂きました。 ベースはホホバオイルに10%ローズヒップオイルを混ぜたものに ネロリ、サンダルウッド、フランキンセンスをベースに イランイラン、ロースウッド、スィートオレンジで調整した とても良い香りのオイルでした。
フェイシャルマッサージは 図を参照にしながら 素顔でいらした先生の実際のマッサージを見ながらのお勉強でした。文章のみでの説明では お分かりにくいと思います。顔や頭も 結構 こっているんだな、と実感しました。家に帰って 子供にしてあげたところ あまりの気持ちのよさにはまってしまったようです。
マッサージ用の精油と特徴
グレープフルーツ |
爽やかな柑橘系の香りでリフレッシュ。新陳代謝を高めて脂肪を燃焼。 |
スィートオレンジ |
甘くフレッシュな香りが活力を与え、不安定な気分を整えます。 |
ベルガモット |
甘くほろ苦い柑橘系の香り。憂鬱な気分を明るくほぐし、やる気を与えます。 |
レモン |
フレッシュな香りに殺菌、消毒作用が。吐き気をおさえ 気分をリフレッシュ。 |
ラベンダー |
甘く清々しいハーブの香り。自律神経の働きを調整し、ゆったりリラックス。 |
ティートリー |
清潔な薬草の香りはアボリジニの万能薬。免疫を高め、抗感染、リフレッシュ |
ラバンサラ |
やさしいハーブの香りに抗菌、抗ウィルス作用が。心を晴らし眠りに導入。 |
サンダルウッド |
オリエンタルな樹木の香りが 深い鎮静と自信をもたらします。 |
ローズウッド |
バラに似たウッディな香りで疲労を回復し、心を明るく元気づけます。 |
フランキンセンス |
ひのきに似たウッディな香りが呼吸を深くし リラックス。肌の再生にも。 |
ネロリ |
甘い花の香りがショックや悲しみを和らげ 緊張をほぐします。不眠や美容にも |
VOLーNETの 第3回やさしいアロマの会の資料を参考に 岸原先生のご許可を得てアップさせて頂きました。